総合商社マンの目

総合商社に勤めてます。 東京在住。 趣味はスノーボードとサーフィン。

入社が難しい有名企業TOP200!?

やはり三菱商事はすごいね。

物産も頑張ってます。

 

地所ってそうなんだ。。。

確かに入ってくる新人は高学歴が多いですが、

偏差値のつけ方がどうなんだろうか。と思わざるを得ません。。。

こういう尺度が今後は変わっていくんだろうと思う。。(Googleのほうが入るの難しいと思う、、多分、、、)

 

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入社が難しい有名企業ランキング1位となった三菱商事の本店ビル。慶應義塾大や早稲田大、東京大などの難関大出身者が多く入社している (撮影:今井康一)

 
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新型コロナウイルスの感染拡大で、就活事情も大きく変わってしまった。対面での面接ができなくなり、オンライン面接が主流となっている。そのため、これまで各社が力を入れてきたインターンシップも本格的には実施できなくなってしまった。

2021年卒業見込みの学生は、3年生の夏休みや冬休みに参加するインターンシップが、まだコロナウイルスが広がる前に開催されていたので参加することができた。

コロナ禍で就活の形が変貌

ところが2022年卒業見込みの学生は、リアルなインターンシップに参加するのは難しい状況になっており、オンラインでのインターンシップが主流になっている。しかも数日かけてというのもオンラインでは厳しく、1日だけのワンデーにとどまらず、半日のハーフデーインターンシップまで登場している。


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そもそもインターンシップは大学にとってみると、学生の就業体験の一環だが、今や企業と学生をつなぐ採用の入り口になってきている。2021年4月に採用予定の学生も、3年生までのインターンシップでの企業とのつながりがあったことで、採用がまだスムーズにいったようだ。企業としては採用のためにオンラインでも学生との接点を持ちたいと考えており、コロナ禍の収束が見通せない中、それがますます重要になってきている。

学生にとって就職は大変なことだが、大学・学部選びを行う受験生、保護者にとっても同じだ。これから入試が本格化するが、各大学・学部の就職状況を見ながら、志望校を選んでいくのは当たり前のことになっている。高校でもキャリア教育が行われ、学生の就職への意識は高い。

その中で、有名企業にはどのようなレベルの難関大から入社しているのかは気になるところだ。それを知るため、入社難易度という指標を作った。駿台予備学校の協力を得て、模試の難易度を使い、大学通信が各大学に有名企業419社への就職者数をアンケート調査している結果とあわせ入社難易度を算出した。419社は日経平均株価指数の採用銘柄や会社規模、知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に選定している。

算出方法は次の通りだ。今年の各大学・学部の難易度を、医学部と歯学部を除いて平均した値を各大学の難易度とする。仮にA社の就職者が東京大学6人、上智大学4人、早稲田大学5人だったとする。東京大の学部平均難易度は69.6で、全大学で最も高い値だ。上智大は62.6、早稲田大は64.8だ。ちなみに平均難易度が高い大学を見ると、東京大に次いで国際教養大学67.7、京都大学66.1、一橋大学65.4、国際基督教大学65.0の順になる。

A社の平均入社難易度は次のような式で求められる。(69.6×6人+62.6×4人+64.8×5人)÷(6人+4人+5人)=66.13になる。この値を基にA社の入社難易度を66.1としている。就職判明者が10人以上の企業に絞りランキングしたのが表だ。同率で順位が異なるのは小数点第2位以下の差による。

1位三菱商事、2位三菱地所、3位三井物産

2020年入社の企業別の結果を見ていこう。トップは三菱商事の64.8だ。昨年の2位からトップに返り咲いた。難易度64.8は早稲田大の平均難易度と同じだ。大学別就職者数を見ると、トップは慶應義塾大の30人、次いで早稲田大が28人、東京大18人、京都大11人の順だ。

2位は昨年トップだった三菱地所の64.2、3位が三井物産の64.2、4位が昨年の18位から躍進したKADOKAWAの63.9、5位が昨年の19位から躍進したP&Gの63.4だった。

総合商社と不動産会社が強い。5大商社で見ると、伊藤忠商事が10位、住友商事が13位、丸紅が15位で、5社とも15位以内に入った。5大商社を受ける難関大の学生は全社受けている可能性が高く、どこかに就職できていると見られるため入社難易度も揃っているようだ。

企業の採用支援を行っているワークス・ジャパンの清水信一郎社長は次のように話す。

「5大商社のボリュームゾーン早慶ですから、難易度も高くなります。KADOKAWAは出版というより、アニメやゲームなどのデジタルコンテンツの人気で、生活に溶け込んでいるため、身近な存在であることから応募者が多く、優秀な学生を採用できているのではないでしょうか」

採用数を絞った銀行の難易度が上昇

マスコミの入社難易度も高い。出版では6位に講談社、20位に『鬼滅の刃』で注目された集英社が入った。テレビでは11位にTBSテレビ、14位に日本テレビ放送網、26位にテレビ朝日、新聞社では21位に日本経済新聞社、27位に読売新聞社が入っている。採用人数が少なく人気もあり、難易度の高い大学からの就職者が多い。

業種別の入社難易度を見てみよう。4社以上ある業種だけを取り上げている。トップは広告、次いで放送新聞商社不動産の順となった。採用を減らしている銀行は昨年の15位から10位に順位を上げている。

メガバンクを見ても、三井住友銀行が昨年の67位から38位、三菱UFJ銀行が198位から82位、みずほFGが176位から87位にアップしている。さらに、証券会社も、大和証券グループが昨年の117位から40位に、三菱UFJモルガン・スタンレー証券も205位から62位に躍進している。

金融系の難易度アップが目立つ理由として清水社長は「銀行は採用を減らして厳選採用になって、難易度が上がったのでしょう。その銀行の採用が減り、金融志望者の受け皿になったのが証券で、難易度が上がっているのでは」と分析する。

難易度上位の企業は学生に人気の企業も多い。人気企業はやはり高難易度の大学からの採用が多いようだ。

【表の見方】
大学の就職者数は、各大学へのアンケート調査と企業からのデータを使用した。未回答の大学は掲載していない。また、一部の大学は大学院修了者の人数を含んでいる。有名企業419社は、日経平均株価指数の採用銘柄に加え、会社規模や知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に大学通信が選定した。

難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大センター利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、センター利用入試のみの私立大はセンター利用入試のデータを使用した。

企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。