総合商社マンの目

総合商社に勤めてます。 東京在住。 趣味はスノーボードとサーフィン。

レオパレス、家賃保証額下げへ交渉 入居率が低迷

こういうことが起きるんだよね。
レオパレスは良いときは利益を抜いて、苦しく、無理になってくると交渉に打って出る。
 
でも店子探すの事実上難しいからオーナー側は何も言えない。と。
不動産投資はやったことないけど、やるなら普通にマンションを一部屋買うところからやるほうがよさそうです、、、
 
入居率の改善が大きな課題となっている(首都圏のレオパレスの物件)

経営再建中のレオパレス21は賃貸アパートのオーナーとの間で、保証する賃料の見直し交渉に入る。12月上旬から説明を始めており、2021年春以後に更新時期を迎える物件について、多くのオーナーに対して減額要請をする方針だ。同社は18年に発覚した施工不良問題をきっかけに業績が悪化。米投資ファンドの資金提供を受けテコ入れを進めているが、物件の入居率低迷が負担になっている。

同社は建築後の賃貸アパートを一括して借り上げ、入居者の有無にかかわらずオーナーに一定の家賃収入を保証している。更新は2年に1度で、周辺の家賃相場を参考に交渉して決めている。

ただ2年前に9割を超えていた入居率は、11月時点で約77%にとどまっている。5月以降は損益分岐点とされる80%を下回っており、現状の保証水準の維持が難しくなっている。減額幅は家賃相場や物件ごとの交渉による。過去2年は周辺相場の動向を反映した減額交渉はしていなかった。

また最大で22万戸弱ある重大な施工不良の物件の改修工事については、21年1月から首都圏や地方の都市部などを優先して施工する意向だ。これまでオーナーなどとの話し合いを経て全国一律で直してきたが、完了したのは約4万2000戸にとどまっている。足元で毎月500戸を改修しているが、春の住み替えシーズンをにらんで、入居者の確保がしやすい物件の改修を急いで、収入増につなげたい考え。

レオパレス21が賃貸アパートを借り上げているオーナーは約2万8千人。家賃保証の減額や、改修の優先度に差をつけることは反発を招く可能性がある。一方、オーナーの間では「レオパレスとは一蓮托生(いちれんたくしょう)」(60代オーナー)として、保証の減額など不利な条件を受け入れても、一括借り上げなどの維持を望む声もある。

同社は米投資ファンドフォートレス・インベストメント・グループの資金支援を得て、経営再建に取り組んでいる。出資と融資で計572億円を調達。債務超過を解消したうえで、改修工事の資金などに充てる。ただ入居率の回復が遅れれば、資金流出が続く可能性がある。